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特集記事

実家の仏壇、どうすればいい?
空き家を手放す前の、供養と整理の進め方

2026年8月10日公開|執筆:合同会社Free(広島市・呉市の空き家買取・再生)

空き家の片付けで、多くの方の手が最後まで止まるのが仏壇です。「捨てるわけにはいかない気がする」「でも今の家には置き場所がない」——。この記事では、仏壇の整理の一般的な進め方と相談先、位牌や遺影の扱い、そして仏壇が残ったままでも家を手放せるのかを、実際に仏壇が残った空き家を扱ってきた当社が解説します。

目次

  1. 最初に:仏壇は「捨て方」より「順番」の問題
  2. 一般的な進め方——閉眼供養と、そのあとの選択肢
  3. 位牌・遺影・過去帳は「残すもの」として分ける
  4. 仏壇が残ったままでも、家は手放せます
  5. 迷ったときの手順
  6. よくある質問

最初に:仏壇は「捨て方」より「順番」の問題

仏壇の扱いに正解はひとつではありません。宗派・地域・ご家族の考え方によって慣習が異なるからです。ただ、多くのご家庭に共通して言えるのは、いきなり「処分するかどうか」を決めようとすると止まってしまうということ。順番を「①手元に残すものを決める → ②供養について相談する → ③仏壇本体の行き先を決める」に分解すると、驚くほど進めやすくなります。仏壇問題の8割は、実は①と②で気持ちの整理がつきます。

一般的な進め方——閉眼供養と、そのあとの選択肢

仏壇を移動・処分する前に、閉眼供養(へいがんくよう。魂抜き・お性根抜きとも呼ばれます)という法要を行うのが一般的とされています。お付き合いのあるお寺(菩提寺)がある場合は、まずそこに相談するのが基本です。お寺とのお付き合いがない場合も、仏具店や仏壇の引き取りを行う専門業者が供養込みで対応してくれることがあります。

供養のあとの仏壇本体は、仏具店・専門業者への引き取り依頼、お寺によっては引き受けてもらえる場合、自治体ルールに沿った処分など、いくつかの行き先があります。費用やお布施は依頼先・地域により幅があるため、ここで金額を断定することはしません。複数の相談先に聞いて、ご家族が納得できる形を選ぶことがいちばん大切です。なお、閉眼供養は法律上の義務ではありません。「気持ちの区切りとして行うもの」と捉え、ご家族で話し合って決めてください。

相談先の目安:菩提寺がある → まずお寺へ/お寺との付き合いがない → 仏具店・仏壇引き取りの専門業者へ/浄土真宗など宗派によって考え方・呼び方が異なるため、宗派がわかるとスムーズです

位牌・遺影・過去帳は「残すもの」として分ける

仏壇本体と、位牌・遺影・過去帳(家系の記録)は分けて考えてください。仏壇は手放しても、位牌と遺影だけを今の住まいに迎える方は実際に多いです。小さな台に置く、手元供養用のコンパクトな仏壇に移す、といった形で、今の暮らしに合ったサイズで受け継げます。過去帳や古い写真は、家の歴史の記録として残す価値のあるものです。片付けを業者に任せる場合も、これらは最初に自分の手で持ち出しておきましょう。

仏壇が残ったままでも、家は手放せます

「仏壇の整理が終わるまで、家は売れない」と思い込んで、何年も動けずにいる方がいます。実際には、当社の場合、仏壇が残ったままの状態でもご相談いただけます。位牌など手元に残したいものだけ持ち出していただき、供養の段取りはご家族のお気持ちを伺いながら一緒に進め方を考えます。仏壇を理由に空き家の管理負担を何年も抱え続けるより、まず相談して段取りを整理する方が、結果として供養にもきちんと向き合えます。

一方で、正直に付け加えると、気持ちの整理がついていないうちに家ごと手放すことはおすすめしません。仏壇やご先祖への思いは、売却のスピードより優先していいものです。迷いがあるうちは、この記事の①〜②(残すものを決め、供養の相談をする)だけ先に進めておき、家の売却はそのあとで構いません。

迷ったときの手順

仏壇が残ったままでも、ご相談いただけます

写真を数枚送るだけで、代表が直接拝見して概算をお伝えします。供養の段取りのご相談からで構いません。

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よくある質問

Q. 仏壇を残したまま家を売ることはできますか?

A. 当社の場合、仏壇が残ったままの状態でもご相談いただけます。ご家族のお気持ちを伺ったうえで、供養の段取りを含めて一緒に進め方を考えます。位牌やご本尊など、お手元に残したいものだけ持ち出していただければ大丈夫です。

Q. 閉眼供養(魂抜き)は必ずしないといけませんか?

A. 法律上の義務ではありません。宗派や地域、ご家族の考え方によって扱いは異なります。菩提寺がある場合はまずお寺に相談するのが一般的で、ご家族が納得できる形を選ぶことが何より大切です。

Q. 位牌や遺影だけ手元に残すことはできますか?

A. できます。仏壇本体は供養のうえで手放し、位牌・遺影・過去帳だけをご自宅に移される方は多くいらっしゃいます。小さな台に置く、コンパクトな仏壇に移すなど、今の住まいに合わせた形が選べます。

※本記事は一般的な情報の解説です。供養の作法・費用は宗派・お寺・依頼先によって異なります。菩提寺や仏具店など、それぞれの相談先にご確認ください。

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